2008年02月28日(木) 12時02分

特定商取引法違反：「原野の売却に測量必要」とうそ　県警、不動産会社を捜索　／埼玉（毎日新聞）

　◇詐欺容疑も視野に
　原野商法の被害者に「土地を売るには測量が必要」などとうそを言い不要な測量契約を結ばせたとして、県警生活安全特捜隊と久喜署は２７日、東京都大田区の不動産会社「ワールドリゾート」本社などを特定商取引法違反（不実の告知）容疑で家宅捜索した。県警は詐欺容疑での立件も視野に入れ捜査している。
　調べでは、同社は０７年３月、栃木県の土地を買った東京都江戸川区の７０代の男性に、「土地を測量すれば売れる」などと持ちかけ、不要な測量契約を結ぶなどした疑い。
　県警によると、同社は原野商法の被害者にダイレクトメールを送り、「土地が売れなくても買い取る」などと持ちかけて測量契約を結んでいたという。被害は全国で約１３０件、被害総額は約８５００万円に上るとみられる。【弘田恭子】

２月２８日朝刊

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