成年後見人をしている実妹の預金を管理する立場を悪用し、計約1億4800万円を横領したとして、青森南署と青森県警捜査2課は28日、青森市浪岡、無職成田勝秋容疑者(58)を業務上横領の疑いで逮捕した。
調べによると、成田容疑者の実妹(52)は、交通事故で重い障害が残る長女(29)の成年後見人。実妹から財産管理の委託を受けていた成田容疑者は、03年2月ごろから04年4月ごろまでの間、実妹名義の預金口座から、計100回にわたり、現金自動出入機(ATM)で計1億4799万円を引き出し、横領した疑い。
04年12月、青森家裁の調査で不自然な点が発覚。実妹は弁護士に長女の成年後見人を依頼し、弁護士が今年1月、青森南署に告訴した。
調べでは、通帳には計約3億円が入っていたとみられるが、残高はほとんどない状態だという。同署は着服金額が増える可能性もあるとみて調べている。 アサヒ・コムトップへ
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