記事登録
2008年02月27日(水) 13時01分

交通事故偽装の保険金詐欺:元外交員に6年求刑−−地裁いわき支部 /福島毎日新聞

 いわき市の元保険外交員らによる交通事故を偽装した保険金詐欺事件で、詐欺・詐欺未遂罪に問われた同市平、元保険外交員、千葉里美被告(45)の論告求刑公判が26日、地裁いわき支部(高原章裁判官)であり、検察側は「被告の立場が主犯であることは明白」として懲役6年を求刑し、結審した。判決は3月18日。
 検察側は論告で、千葉被告が当初は山内ひろみ被告(44)=詐欺罪などで公判中=と相談していたが、その後は千葉被告が偽装事故を立案して計画、口裏合わせをしたと指摘。他人を巻き込んだことを挙げ「いずれの事件でも重要な役割を果たし、詐取した金額は多額で極めて悪質」と述べた。
 起訴状などによると、千葉被告は山内被告らと共謀し、05年9月〜06年8月に計4回、2台の車を故意に追突させるなどの手口で損保会社から保険金計約2327万円をだまし取った。07年3月には詐欺未遂1件に関与した。【今井美津子】

2月27日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000116-mailo-l07