2008年02月27日(水) 16時38分
三浦元社長 公選弁護人の選任認めず サイパン島裁判所(毎日新聞)
【サイパン宮川裕章】81年のロス銃撃事件で米ロサンゼルス市警に逮捕され、サイパン島で身柄を拘束されている元輸入雑貨販売会社社長、三浦和義容疑者(60)の弁護人選任を巡る審理が27日、地元の裁判所で開かれた。デービッド・ワイズマン裁判官は「資産などの評価の結果、資格がない」として三浦元社長が求めていた公選弁護人の選任を認めなかった。
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ワイズマン裁判官は元社長に「公選弁護人の費用は政府が負担するもので、本当に費用を工面できない人のための制度だ」と説明。「貯金残高や不動産などすべての資産状況を検討した結果、公選弁護人をつける資格がないと判断した」と告げ、「私選弁護人をつけることを勧める」と述べた。
審理の中で、三浦元社長が置かれている現状について、裁判官が「逃亡犯」と告げると、三浦元社長は「私は米国から逮捕状が出ているとは空港で逮捕されるまで知らなかったし、逃亡などしていない」と抗議した。
裁判所はロサンゼルス市への移送を含めた司法手続などを説明する審理を来月3日に行う予定。
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