2008年02月27日(水) 11時21分
三浦元社長の公選弁護人、サイパンの裁判所が認めず(読売新聞)
【サイパン=稲垣収一、山下昌一】ロス疑惑「一美さん銃撃事件」で無罪が確定した元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)が米自治領サイパンで逮捕された事件で、三浦元社長に公費で弁護人を付けるかどうかを決める審理が27日午前、サイパン島・北マリアナ上級裁判所であった。
デビッド・ワイズマン裁判官は「資産を調査した結果、弁護士を雇うことができる」と述べ、公選弁護人を付けない決定をした。
同裁判官は、元社長を米ロサンゼルスに移送するかどうかなど今後の司法手続きに関する審理を、来月3日に開くことも決めた。
同裁判官は公選弁護人を付けない理由について、三浦元社長が不動産を持っていることや、クレジットカードの返済も滞っていないことなどを指摘すると、三浦元社長は「わかりました」と述べた。三浦元社長は、保釈が認められなかった25日の法廷では「収入が全くない」と主張していた。
北マリアナ司法省も27日、三浦元社長をロサンゼルスに移送する手続きに入るよう同裁判所に申し立てた。申立書の中では、三浦元社長について「カリフォルニア州で死刑もしくは1年以上の禁固刑に処せられる可能性の罪に問われているため」と、引き渡しの必要性を主張している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080227-00000013-yom-soci