【サイパン=稲垣収一、山下昌一】サイパン島南部ススペ地区の留置所で26日、拘置中の三浦和義元社長と面会した在サイパン出張駐在官事務所の矢沢憲治領事は、三浦元社長が「米国に旅行するのは心情的に避けていたが、サイパンは米本土と違うと思っていた」と語ったことを明らかにした。
北マリアナ上級裁判所は27日午前、三浦元社長に国選弁護人を付けるかどうかを審理する。
矢沢領事らは、26日朝に三浦元社長の妻、良枝さんから託されたTシャツやせっけん、たばこ、サイパンの観光雑誌などを差し入れた。
三浦元社長は持病の腰の痛みを訴えたが、落ち着いた様子で「ありがとうございました」と語り、時折笑みも浮かべた。
施設内の冷房が強いことにも触れ、「何でサイパンで寒い思いをしないといけないのか」と冗談を言う余裕も見せたという。
留置所の同じ階には約10部屋の房があり、すべて個室。希望すれば房の外の廊下に出て歩き回り、好きな時間にシャワーを浴びることもできるという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080226-OYT1T00568.htm?from=navr