【サイパン(米自治領)26日共同=酒田英紀】一九八一年に米ロサンゼルスで起きた銃撃事件で殺人容疑などにより逮捕された元会社社長、
矢沢領事ら三人は午後二時ごろ、収容施設に車で入り、約二時間半後に車で事務所に戻った。やりとりの内容は明らかになっていないが、施設での処遇や元社長の健康状態などについて話したとみられる。
三浦元社長は二十五日、現地の上級裁判所の審理で保釈を求めたが、認められなかった。カリフォルニア州への身柄移送の可否をめぐる審理の期日は暫定的に来月五日に指定されている。
外務省側は、拘置が長期化して元社長が不当な扱いを受けたりしないよう、邦人保護の観点から今後も必要に応じ接触を続ける方針。