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2008年02月25日(月) 11時22分

身柄の移送時期が焦点 外務省、司法手続き確認中国新聞

 【サイパン(米自治領)25日共同】米ロサンゼルスで一九八一年に起きた銃撃事件で、米自治領サイパン島で逮捕された三浦和義容疑者(60)について、外務省の駐在官事務所は二十五日午前、週明けとともに本格化するロサンゼルス市警やサイパン司法当局の手続きに合わせ、東京の本省とも連絡を取りながら司法手続きの確認作業を進める。

 関係者によると、三浦容疑者は日本で無罪が確定した殺人事件での逮捕に不満を示している。ロサンゼルス市警はカリフォルニア州での取り調べなどを求めるとみられ、当面は身柄の移送時期などが焦点となる。

 カリフォルニア州では逮捕後四十八時間以内に罪状認否を行うが、三浦容疑者の逮捕が週末だったこともあり、今後の予定は未確定。外務省内には「三浦被告があくまで移送を拒否し、こちらで司法手続きが行われるかもしれない」との見方もあり、現地司法当局などに今後の流れを再確認する方針だ。

 一方、拘束されている三浦容疑者は日本の弁護士と電話で頻繁にやりとりをしているもようで、二十五日午後には東京で弁護士が会見し、今後の対応方針などについて明らかにする見通し。三浦容疑者の身柄の扱いなどをめぐる米当局側とのせめぎ合いが活発になりそうだ。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200802250140.html