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2008年02月25日(月) 19時00分

「最高裁の結論、尊重すべきだ」=三浦容疑者逮捕で元弁護人時事通信

 サイパンで逮捕された三浦和義容疑者(60)の弁護人だった弘中惇一郎弁護士らが25日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見し、「(無罪とした)最高裁の結論を米国も尊重すべきで、刑事事件としての立件は不当」と訴えた。法務省などに対しては、証拠の提出要求などに応じないよう要請する方針。
 弘中弁護士は三浦容疑者の逮捕について「(無罪になった事件を)米国で蒸し返すことは法律上可能だが、一事不再理は一定の人権が尊重される国では共通のルールだ」と批判。日本政府にも毅然(きぜん)とした態度を取るよう求めた。
 米捜査当局が持っているとされる新証拠については、「逮捕状が出た1988年以降なら新証拠になる。実行犯が名乗り出たなどの情報も入ってこない。見当が付かない」とした。 

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