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2008年02月24日(日) 19時06分

三浦和義容疑者逮捕 20年以上前に注目を浴びた「ロス疑惑」の経緯を振り返りました。フジTV

アメリカのロサンゼルス市警察は22日、サイパン島で、1981年に妻の一美さんを殺害した容疑で、三浦和義容疑者(60)を逮捕しました。
20年以上前、世間の注目を浴びた「ロス疑惑」の経緯を振り返りました。

「ロス疑惑」は、ホテルの一室から始まった。
1981年8月、アメリカ・ロサンゼルス市内のホテルで、三浦容疑者の当時の妻・一美さんが、頭をハンマーで殴られけがをした。
これが、いわゆる「殴打事件」。
その3カ月後、同じロサンゼルス市内で、三浦夫妻を何者かが銃撃し、一美さんは頭に銃弾を受け、三浦容疑者も足をけがした。
これが、いわゆる「銃撃事件」。
事件から5カ月後、日本の病院に一美さんを移送するヘリコプターに、三浦容疑者は、足を引きずりながら駆け寄った。
三浦容疑者は「一緒にアメリカに行ったんですからね。こんな格好で帰ってこなくちゃならないんですから」と話していた。
事件からおよそ1年後に、一美さんは死亡した。
1984年に、週刊誌が「疑惑の銃弾」と題する連載を始めたことをきっかけに、メディアが保険金殺人疑惑として一斉に報道し、「ロス疑惑」に国民の関心が集まった。
そして、ホテルでの殴打事件で三浦容疑者は、懲役6年の実刑判決を受け服役。
銃撃事件の裁判では、「共犯者は誰か」が焦点となった。
1審では無期懲役だったが、2審では、「共犯者との謀議や、実行犯がまったく解明されていない」などとして逆転無罪となり、2003年3月、最高裁で三浦容疑者の無罪が確定した。
三浦容疑者は「こうあるべき(無罪)という確信はあったが、現実的に決定を受け取って、感慨無量という思いでした」と話していた。
その後、三浦容疑者は、2003年5月に雑誌を万引したとして現行犯逮捕され、その後、起訴猶予処分となった。
2007年4月には、コンビニエンスストアでサプリメントを万引したとして逮捕・起訴され、25日に行われる公判にも出廷する予定だった。
highlow highlow 2008/02/24 19:06

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