2008年02月24日(日) 16時46分
一美さんの母「光が差した」 ロス疑惑の捜査進展に期待(産経新聞)
三浦和義容疑者(60)が滞在先のサイパンで元妻の一美さん=当時(28)=を殺害した殺人などの容疑でロザンセルス市警に逮捕された事件で、一夜明けた24日、一美さんの母親の寿子さん(75)が川崎市内の自宅前で報道陣の問いかけに応じ、25日の一美さんの誕生日を目前に事態が急展開したことに「光が差した」と語るなど、捜査進展への期待感を示した。
この日午後、外出先から自宅に戻った寿子さんは三浦容疑者逮捕について「三浦のことは考えないようにしてきた。顔も見たくないからテレビも見ていない」ときっぱり。一美さんに対する殺人罪で、平成15年に三浦容疑者の無罪判決確定後は警察関係者からの連絡はなく、23日に報道機関から逮捕の一報が入ったときは、ただ「びっくりした」という。
一方で、寿子さんは「(連絡を受けた)昨夜、仏壇に線香をあげて『アメリカがやってくれる』と報告した」とも。「光が差した」と語り、一美さんの誕生日の25日に墓参りに訪れることも示唆した。
自宅前で、寿子さんに付き添った古くからの友人の関根留八さん(79)は、三浦容疑者について「あの人の言動はパフォーマンス。信用できない」と怒りをにじませ、平成2年に亡くなった寿子さんの夫の良次さんが「『悔しい、悔しい』と繰り返し言っていた。心労がたたったと思う」と言葉を詰まらせた。
そのうえで、「日本側の資料も持っているとは思うが、日本の警察、報道陣に捜査に協力してもらいたい」と訴えた。
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