記事登録
2008年02月24日(日) 01時22分

三浦和義容疑者を逮捕 妻の一美さん殺害容疑東京新聞

 【ロサンゼルス23日共同】米ロサンゼルス市警は23日、1981年11月にロサンゼルスで起きた銃撃事件で妻を殺害したとして、殺人と共謀の容疑で会社役員三浦和義容疑者(60)が米国自治領のサイパン島の空港で22日午後、事件から約27年後に逮捕されたと発表した。米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は23日、ロサンゼルスで裁判を受ける可能性があると伝えた。日本の政府関係者と捜査当局も逮捕を確認した。

 日本の捜査当局によると、米国の捜査当局は「新証拠が見つかり、逮捕に踏み切った」と話したという。

 米国の法律では殺人罪に時効はない。ロサンゼルス市警によると、長期未解決事件の捜査班は、同容疑者がサイパン島を訪れるとみてサイパン当局と捜査協力していた。

 市警などはサイパン当局に同容疑者の身柄引き渡しを求めているが、発表によると、移送手続きは未定。

 三浦容疑者をめぐる一連の事件では、81年8月、ロサンゼルス市を旅行中の同容疑者の妻だった一美さん=当時(28)=がホテルの部屋で殴られ頭にけが。同年11月、同市で一美さんが頭に銃撃を受け約1年後に死亡、一緒にいた同容疑者も重傷を負った。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008022301000852.html