【サイパン＝山下昌一】外務省の在サイパン出張駐在官事務所の矢沢憲治領事らは２４日夜、サイパン島南部ススペの留置所で三浦和義元社長と面会した時、元社長が今回の逮捕について「びっくりした」と語ったことなどを明らかにした。
三浦元社長が２２日に逮捕された直後、同事務所が現地司法当局に面会を申し入れた時には「（三浦元社長は）面会を希望していない」と通告されていた。この日の面会は「希望しなくても会わないわけにはいかない」と再度、司法当局に申し入れて実現したという。
矢沢領事らが２４日午後、１時間ほど面会した時には、元社長は怒ったり興奮したりすることもなく、落ち着いた様子だった。逮捕されたことは「びっくりした」と述べながら、日本の弁護士と十数回、電話でやり取りしていることを明らかにして「２５日に弁護士が東京で記者会見する。私が言いたいことは会見で述べてもらう」と語ったという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080224-OYT1T00745.htm