2008年02月24日(日) 22時25分
<三浦容疑者>「終わった事件」外務省担当官に不満訴え(毎日新聞)
米ロサンゼルス市警が81年のロス銃撃事件で元輸入雑貨会社社長、三浦和義容疑者(60)を殺人などの疑いで逮捕したことで、外務省の在サイパン出張駐在官事務所の担当官は24日午後、サイパン島南部ススペ地区の警察施設に拘置されている三浦容疑者と1時間面会した。同事務所によると、三浦容疑者は「日本ではすでに終わっている事件なのに、このように再び逮捕されたことに憤りを感じる」と不満を示したが、淡々としていたという。また「英和辞典と文房具がほしい」と希望したため、担当官が面会時に辞書とノート、ボールペンを渡したという。
健康状態に異常はないが、腰痛持ちのため「コルセットをしている」と話したという。
また、弁護人だった弘中惇一郎弁護士に24日午前、三浦容疑者から電話があり「困っているので何とかしてほしい」と訴えたという。弘中弁護士らは、現地での弁護人の手配などを検討している。
三浦容疑者は今後、サイパンからロサンゼルス市警に移送される見通しだが、時期については未定。外務省はサイパンの警察当局から情報収集に努める。
ロス市警は23日、三浦容疑者を81年11月に妻一美さん(当時28)を殺害した容疑で、サイパンの空港で22日に逮捕したと発表した。サイパン国際空港当局者によると、三浦容疑者が出国審査でパスポートを提示した際、出入国係員が警察へ通報、逮捕されたという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080224-00000080-mai-soci