発達した低気圧の影響で23日、全国的に強風が吹き、荒れた天気になった。東京都心では最大瞬間風速27.9メートルを観測。気象庁は、関東地方で「春一番が吹いた」と発表した。24日も強風が吹き、日本海側では大雪になる見込みで、気象庁は警戒を呼びかけている。
強風で、とばされそうになる人たち=23日午後、東京都新宿区で
新幹線のダイヤが乱れ、問い合わせの人などで窓口が混雑した=23日午後6時17分、JR東京駅で
同庁によると、最大瞬間風速は青森県深浦町で32.2メートル、津市で25.8メートル、和歌山県串本町潮岬で28.7メートル、宮崎市で23.1メートルを観測するなど各地で突風が吹いた。
寒冷前線が通過した関東地方では午後3時前に10分間平均の南風が風速8メートルを超え、昨年より9日遅い「春一番」となった。寒冷前線の通過後は強い北風に転じた。
暖かい南風によって気温も上昇。東京都心では午後1時過ぎに4月上旬にあたる17.0度を観測。寒冷前線が通過した午後3時には6.8度と10度余り下がるなど激しく変化した。関東地方は乾燥していたため、土ぼこりが舞い上がり、視界が悪くなるなど荒れた天気となった。 アサヒ・コムトップへ
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