子どもへの輸血のためRhマイナスB型の人を探している、という内容の「チェーンメール」が広がり、入院先とされた昭和大学病院(東京都品川区)や献血事業を行う日本赤十字社の医療機関などに、20日から多数の問い合わせが入っている。同病院は、メールに書かれているような事実はない、と内容を否定している。
チェーンメールは、受け取ったメールを複数の人に転送させるもの。今回は「知人の3歳の子が急性リンパ性白血病で昭和大に入院しているが、血液不足で手術を受けられない。誰かRHマイナスB型の方いませんか」との内容で、知人への転送を要請している。
昭和大病院には21日から問い合わせが入り、1時間に10本以上の電話がかかってきた。このため同病院はホームページに「当院と一切関係がございません」と説明文を載せた。
日赤には20日から各地の関係機関に問い合わせが相次ぎ、本社だけで100件以上の電話に対応したという。日赤も22日、ホームページに「全国どの地域においても、B型Rhマイナスの輸血用血液は不足しておりません」と掲載した。
http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY200802230001.html