2008年02月23日(土) 17時27分
<英外相>米がテロ容疑者を秘密移送、事実認める(毎日新聞)
【ロンドン町田幸彦】ミリバンド英外相は21日、米中央情報局(CIA)によるテロ容疑者の不当拘束問題で、テロ容疑者を秘密移送した米国機が02年に2度、インド洋にある英領ディエゴガルシア島に着陸していた事実を公表した。
ブレア前政権は米国の秘密移送機が英領内に着陸した証拠はないと説明していた。ミリバンド外相は米政府から通知があったとして、「過去の見解が誤っており、すまなく思っている」と述べた。
ミリバンド外相は「英領を通過した米機で移送された容疑者2人は英国籍でなく、1人は既に釈放され、もう1人はキューバ東南部のグアンタナモ(米軍基地)に今も収容されている」と語った。
CIAは01年の米同時多発テロ以降、法手続きを無視して世界各地でテロ容疑者を拘束し、第三国に移送した。移送先としてはグアンタナモ基地のほか、欧州評議会の報告書でポーランド、ルーマニアの秘密収容所の存在が指摘されている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080223-00000057-mai-int