在日米軍のブルース・ライト司令官は二十一日、離任あいさつのため石破茂防衛相を表敬訪問し、沖縄の女子中学生暴行事件の容疑者が基地の外に住んでいたことについて「これまでも(在日米軍人の)基地外居住を認める場合は精査してきたが、今後さらに見直していきたい」と述べた。
石破防衛相の「(基地外居住の)条件を厳しくする必要があるなら、検討してほしい」との発言に答えた。
暴行事件発生直後の十三日、防衛省は在日米軍に対し、基地外に住む軍人・軍属・家族の人数などの現状や、基地外居住を認める場合の条件や基準などについて詳細に説明するよう求めていた。
ライト司令官は暴行事件について「(被害者)本人や家族の痛みを在日米軍は共有している。二度と起きないよう、可能なすべての措置を検討している」と述べた。