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2008年02月22日(金) 02時28分

マケイン氏に女性問題浮上 「00年選挙時に」と米紙朝日新聞

 米ニューヨーク・タイムズ紙は21日付1面で、大統領選で共和党の本命となっているマケイン上院議員(71)に2000年の大統領選当時、女性ロビイストと「不適切」な関係があったと報じた。

 それによると、相手はテレコム企業の利益代表をしていたビッキー・アイズマンさん(40)。タイムズ紙は「資金パーティーに一緒に現れたり、顧客企業のジェット機に一緒に乗ったりした」と説明。さらに「マケイン氏の側近は、2人が恋愛関係になっていることを確信し、この女性にマケイン氏に近づかないよう警告する一方、マケイン氏にも繰り返し話をした」と書いている。マケイン氏は「不適切な振る舞いをしたことを認め、アイズマンさんから距離を置くことを約束した」という。

 マケイン氏は当時、この業界を監督する上院商務科学運輸委員会の委員長を務めていた。同氏はシンディ夫人と80年に再婚している。

 マケイン氏は21日午前、夫人とともに記者会見し、この女性は「友人」だとして不倫関係を否定。さらに「国民の信頼を裏切るようなことをしたことはない」とも語り、職権を乱用し不当な便宜を図ったこともないと強調した。

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http://www.asahi.com/international/update/0222/TKY200802210409.html