記事登録
2008年02月20日(水) 21時01分

王子、三菱は発売時から偽装=18社が追加調査−北越は社長辞任時事通信

 再生紙偽装を受け、経済産業、環境両省が製紙18社に追加調査を命じた問題で、各社は20日、その結果を発表した。それによると、最大手の王子製紙と三菱製紙で、再生紙の発売時から古紙配合率を偽装していた事例があった。各社とも品質確保や他社との競争激化で偽装を始めたと釈明しており、製紙業界のずさんな体質が改めて浮き彫りになった。
 今回の結果を踏まえ、北越製紙は三輪正明社長(63)が辞任し、営業担当の藤田和男専務(61)が取締役も退く処分を決めた。再生紙偽装で製紙会社トップが引責辞任するのは、日本製紙の中村雅知社長(67)に続いて2人目。 

【関連記事】 暫定措置、6月まで継続=再生紙偽装問題で-環境省
【関連記事】 巴川製紙所、環境貢献10億円に不参加
【関連記事】 MrMax、PBで再生紙100%トイレ紙=WWFへ寄付も
【関連記事】 追加調査、18社に要請=再生紙偽装問題で-環境省
【関連記事】 紙類の基準見直しは「凍結」=グリーン購入方針で-政府

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080220-00000161-jij-bus_all