2008年02月16日(土) 08時02分
「東京タワー」がまさかの5冠達成!日本アカデミー賞授賞式(サンケイスポーツ)
第31回日本アカデミー賞の各最優秀賞が15日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で発表され、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が最多の5冠に輝いた。最優秀主演女優賞に輝いた樹木希林(65)は「組織賞よ」と出演者、スタッフらを称賛。同助演男優賞の小林薫(56)は「有馬記念のマツリダゴッホだ」と予想外の“大穴受賞”を喜んでいた。
受賞者すら驚く“意外”な受賞結果だった。
これまで今年度の賞レースにほとんどかかわっていなかった「東京タワー」が、本命の「それでもボクはやってない」(周防正行監督)などをおさえ、作品賞、監督賞、主演女優賞、助演男優賞、脚本賞で5冠を達成。
小林は「助演男優賞は堤(真一)くんと香川(照之)くんの対決だと思っていたんですが。まさに(昨年9番人気ながら優勝した)有馬記念のマツリダゴッホ! 誰も予想していなかったでしょう」とニンマリだ。
「東京タワー」は、作家、リリー・フランキー氏の同名小説をもとに、家族のきずなを描いた物語。原作は単発・連続ドラマ化、舞台化もされた作品で、映画版は昨年4月に公開。主演のオダギリジョー(32)と“オカン”役、樹木の心の触れ合いは、多くの観客の涙を誘った。
そんな作品が受賞したことに、樹木は「組織賞よ」と大喜び。自身の最優秀女優賞受賞よりも、同作が多くの賞に輝いたことがうれしいようだ。
最優秀作品賞発表時にはオダギリ、樹木ら“東京タワーファミリー”が全員ステージに上がり、喜びを分かち合った。受賞者たちの満面の笑顔に、司会を務めた女優の中谷美紀(32)は「本当にみなさんいい笑顔で、胸がいっぱいになりました。心にいい貯金ができました」と目を細めていた。
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