2008年02月15日(金) 12時02分
迷惑メール送信で男逮捕=22億件、2000万利益か−捕まると思わず・警視庁(時事通信)
不特定多数の人に異性紹介サイトなどを宣伝する迷惑メール(スパムメール)を大量送信したとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターなどは15日までに、特定電子メール適正化法違反の疑いで、東京都江東区大島、居酒屋従業員椎名勇気容疑者(25)を逮捕した。
同容疑者は2006年5月から昨年12月の間、1日約400万件、計約22億件の迷惑メールを送信。受信者が利用登録をすると、サイトを運営する広告主から手数料約2000円が入る仕組みで、計約2000万円の利益を得た。海外旅行や車購入に使ったという。
同容疑者は「自分で事業をやりたいと思い、ネットで調べて始めた。捕まるとは思わなかった」と話しているという。
調べによると、椎名容疑者は昨年11月13日、送信元アドレスを偽った上で、不特定の人のパソコンに、異性紹介や競馬予想のサイトを宣伝する「待ち合わせはコチラから」「勝てる馬券の情報をお伝えします」などの内容のメールを送信した疑い。
同容疑者はネットで購入した特殊ソフトを使用。「送信元が分からず苦情が来ないように」として、受信者に架空のアドレスを表示して、メールを大量送信した。送信先は、アドレス情報の販売サイトから約80万件を買ったという。
【関連用語】
「迷惑メール」
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