気象庁の地域気象観測網(アメダス)の風のデータが、北風と南風が逆になっていたことが14日わかった。風向風速計を更新した時に南北を逆に設置したためで、東風も実際は西風だった。2カ月間、気づかなかった。
データの誤りが見つかったのは、福井県南越前町今庄の風の記録。昨年12月14日に風向風速計を更新したが、南北を逆に取り付けていた。発達した低気圧の影響で、2月13日の福井県内は北風が強まったのに今庄だけ南風となっていたため異常に気づいたという。
東京管区気象台では「方位を十分に確認しないまま設置してしまった。周囲とは明らかに風向が違っていながら、2カ月間も異常に気づかなかったのはデータ監視が不十分だった」としている。 アサヒ・コムトップへ
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