中国製冷凍ギョーザによる中毒事件で、日本たばこ産業(JT)は15日、「中華deごちそう ひとくち餃子(ギョーザ)」の04年9月21日製造分のギョーザから0.01ppmの農薬成分のメタミドホスが検出された、と発表した。
中毒被害者を出したのと同じ中国の天洋食品製。製造日は、中国農業省がメタミドホスの使用と販売を禁止する07年1月より前で、JTは「原材料の残留農薬の可能性が高い」とみている。濃度は食品衛生法上のニラとキャベツの残留基準値を下回る。
また、千葉県警は15日までに、被害者の千葉市の女性が保存していた「CO・OP 手作り餃子」の2個の皮と具からメタミドホスを検出。今後、濃度を調べる。
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問題のギョーザを1月22日に食べて入院していた千葉県市川市の家族5人のうち、次女(5)を除く4人が15日、退院した。 アサヒ・コムトップへ
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