厚生労働省は15日、中国産アサリとタイ産バナナから、基準値を超える抗生物質などの成分が検出されたとして、食品衛生法に基づく検査命令を全輸入業者に出した。違反品のバナナ計約120キロ分はすべて国内で消費されたが、直ちに健康に影響を与える恐れはないという。アサリ計約26トン分は流通していない。
中国産アサリは、昨年8月と今年2月、検出されてはならない抗生物質「クロラムフェニコール」約0.006ppmを検出。タイ産バナナは、昨年4月と今年2月、殺虫剤の成分「シペルメトリン」が基準値の2〜6倍を超えた。 アサヒ・コムトップへ