東京・下北沢の商店街を裸でうろついたとして、警視庁北沢署が公然わいせつの現行犯で、東京都内の無職男(38)ら三人を逮捕していたことが十四日、分かった。
三人は、下帯姿の男衆が護符の入った麻袋を奪い合う黒石寺(岩手県奥州市)の「蘇民祭」について酒を飲んで議論し、「祭りを規制するのはおかしい」などと盛り上がって裸になったという。三人はすでに釈放されている。
調べでは、三人は八日午前九時ごろ、東京都世田谷区北沢二丁目の小田急・京王井の頭線下北沢駅近くの路上を全裸で歩くなどした疑い。
同署などによると、岩手県出身者を含む三人は八日未明から酒を飲み、「蘇民祭」の観光ポスター掲示を「客が不快に思うかもしれない」とJR東日本盛岡支社が断ったことや、祭りの最後に男衆が裸になることを規制する動きがあったことなどについて話していたという。
通勤・通学客らが目撃し、通行人女性が「裸で歩いている人がいる」と一一○番した。