2008年02月14日(木) 07時50分
3年ぶり0・6%増 新潟県の新年度当初予算案(産経新聞)
新潟県は13日、前年度比66億円(0・6%)増となる総額約1兆1834億円の平成20年度一般会計当初予算案を発表した。予算案の増加は3年ぶり。
歳入に占める県税は、法人2税や、中越沖地震で被災した東京電力柏崎刈羽原発の運転停止に伴う核燃料税の減収などで170億円(5・6%)減の2845億円にとどまる見込み。国からの交付税は、都市と地方の格差是正に向けた地方再生対策費を含む普通交付税や臨時財政対策債が121億円(4・1%)増の3071億円となった。
歳出は人員削減や管理経費の圧縮などで101億円削減したものの、中越沖地震や中越地震の復旧・復興経費が72億円(15・4%)増の486億円に上り、経費削減効果を相殺する格好となった。
県の借金を示す県債残高は、泉田裕彦知事が就任した16年度以降毎年増え、20年度末は131億円増の2兆2182億円(中越沖地震・中越地震復興基金分を除く)となる見込み。財源対策的基金も中越沖地震の影響で161億円取り崩し、16年度以降最低の255億円となる見通し。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080214-00000051-san-l15