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2008年02月13日(水) 22時19分

大熱戦、羽生王座が先勝 第33期「棋王戦」5番勝負第1局京都新聞

 将棋の佐藤康光棋王(棋聖)=京都府八幡市出身=に羽生善治王座・王将が挑む第33期「棋王戦」5番勝負第1局(京都新聞社主催、任天堂協賛)は13日、京都市左京区のグランドプリンスホテル京都で行われ、午後8時25分、187手までで先手の羽生が先勝した。
 小刻みに身体を震わせる佐藤。首をひねり、盤上を凝視する羽生。終盤のねじり合いは、平成のライバル対決にふさわしい大熱戦だった。
 佐藤の一手損角換わりに対し、羽生は銀を繰り出して先攻。正午前、35手目3七桂と跳ね、「羽生王座が指しやすい形勢」と大盤解説の谷川浩司九段。しかし、さらに強攻した羽生に乗じて佐藤が反撃。佐藤は8、9筋から桂馬で攻め、羽生陣を粉砕するかに見えたが、羽生の69手目6五銀が角の王手飛車をみた「強烈な返し技」と立会人の桐山清澄九段。その後、形勢は混とん。両者秒読みの中、佐藤は108手目2二角と合駒し逆王手で窮地を脱出。羽生も133手目、相手の歩に馬をぶつけて応酬し、難解な長期戦を制した。
 第2局は23日、金沢市の北國新聞会館で行われる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080213-00000050-kyt-l26