2008年02月13日(水) 16時00分

架空工事詐欺：県係長を起訴　役員２人は釈放−−松山　／愛媛（毎日新聞）

　県道路維持課の係長による架空工事をめぐる詐欺事件で、松山地検は１２日、松山市今在家４の同課係長、西森幹夫容疑者（５２）を詐欺罪で松山地裁に起訴した。また同係長と共謀したとして、詐欺容疑で逮捕されていた電気工事会社役員の２容疑者については処分保留で釈放とした。
　起訴状によると、西森被告は県八幡浜地方局建設部に勤務していた０４年１２月から０５年２月にかけ、架空のトンネル照明設備の修繕工事に関する見積書などを提出して同地方局から６回にわたって約１０４万円を詐取した。
　同地検は電気工事会社役員らの処分理由について、主犯的な立場ではなかったことや（以前に同被告に現金を貸していたため）犯行で得た利益が少なかったと説明した。【後藤直義】

２月１３日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080213-00000225-mailo-l38