有害サイトなどを遮断するために使われるフィルタリング。このフィルタリングには方式がいくつかありますが、その中でよく話題に上がるホワイトリスト方式とブラックリスト方式を取り上げてみましょう。
ホワイトリスト方式は事前に登録したもののみ、フィルタを通すという仕組み。一方、ブラックリスト方式はその逆で、登録したもののみをブロックします。たとえば、有害サイトフィルタリングの場合、ホワイトリスト方式では、「このサイトは見ていいよ」というサイトのアドレスをリストに登録します。すると、登録されたサイトだけが閲覧可能になり、それ以外のサイトは見れません。けっこう厳しい方式ですワン。
ブラックリスト方式はその逆です。「こんなサイト、子供に見せられない!」というサイトのアドレスをリストに登録します。すると、そのサイトは閲覧不可になりますが、そのほかのサイトは自由に見られるという仕組みです。その代わり、ブラックリストに載るまでは規制が無いので、有害サイトも見放題になってしまいます。
フィルタリング方式はひとつだけしか使えないわけではなく、複数を組み合わせて使うケースが多いです。身近なものにスパムメールフィルタリングというものもありますが、ホワイトリスト、ブラックリスト以外にも、特定の語句が入っているものを制限するキーワード方式なども組み合わせて使われます。
この組み合わせや、リストに登録した項目の量などでフィルタリングの厳しさが変わってきます。特定の友達以外からのメールは不要、なんてケースではホワイトリスト方式を使って、ばっさり宣伝メールやスパムを切るのもありですワン。