2008年02月12日(火) 18時50分
米同時テロの立案者など6人起訴…全員に死刑求刑へ(読売新聞)
【ワシントン=大塚隆一】米国防総省は11日、2001年9月11日の米同時テロを立案したとされる国際テロ組織アル・カーイダ幹部のハリド・シェイク・ムハンマド被告ら6人を殺人罪などで起訴したと発表した。
裁判は、キューバのグアンタナモ米海軍基地の特別軍事法廷で行われる。同省は、6人全員に死刑を求刑する方針だ。
同時テロの主犯格とされるメンバーの起訴は初めてで、約3000人の犠牲者を出した歴史的な惨事を裁くプロセスが、ようやく動き出すことになる。
ムハンマド被告の取り調べでは、布で覆った顔に大量の水を浴びせかけて自白を迫る「水責め」が用いられた。人権団体などは「拷問にあたる」と批判しており、裁判では自白の有効性が焦点の一つになる。死刑制度を廃止している欧州諸国の反発も予想される。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080212-00000024-yom-int