徳島県は10日、県内の生協から回収された中国製ギョーザ「CO・OP手作り餃子」のうち、新たに4袋の外側から、ごく微量の有機リン系殺虫剤「ジクロルボス」を検出したと発表した。
9日に公表した3袋に加え、検出は計7袋となった。いずれも健康への影響はない量で、袋の内側やギョーザからは検出していない。
新たに見つかった4袋の製造日は、昨年3月22日、同28日、5月17日、11月1日。中国・河北省の天洋食品が製造、ジェイティフーズ(東京)が輸入した。
また徳島県は10日、石井町の「コープ石井」を食品衛生法に基づき立ち入り調査、製品の流通経路や保管状況を調べた。
徳島保健所の食品衛生監視員2人が約1時間、店舗裏の冷凍庫などを見て回った。保管状況に問題はなかったという。保健所によると、同店は月に1回程度、業者に委託して害虫やネズミを駆除しており、今後、業者からも話を聞く。