2008年02月09日(土) 16時10分
弁護士法違反 法律家ネットワーク 逮捕の税理士が主導か(産経新聞)
大阪弁護士会所属の弁護士2人が貸金業者から多重債務者の斡旋(あつせん)を受けた弁護士法違反事件で、逮捕された税理士、長橋範哉容疑者(45)が、弁護士の田嶋伸幸容疑者(48)らと法律家のネットワークをつくり、インターネット上に債権整理などの相談窓口を開設していたことが9日、分かった。
弁護士らと合同で顧客を集める形を取っていたが、実際は長橋容疑者が取り仕切っていた可能性が高く、大阪府警は非弁提携事件との関連について関心を寄せている。府警は同日、両容疑者や弁護士の角谷哲夫容疑者(61)ら4人を送検した。
関係者によると、長橋容疑者は一昨年ごろ、「関西士業ネットワーク」を結成。長橋容疑者の税理士事務所に事務局を置き、田嶋容疑者や知人の司法書士、不動産鑑定士ら計6人が名を連ねた。
ホームページで「過払い請求の相談はおまかせください」と宣伝したが、相談はほとんど寄せられずに閉鎖。メンバーの一人は「長橋容疑者から『名前を貸してくれ』といわれた。他のメンバーは知らず、活動もしていない」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080209-00000111-san-soci