シンガー・ソングライターの松任谷由実さんが、スペシャルなゲストと対談する「yumiyoriな話」。第7回のゲストは、脚本家、俳優、映画監督と幅広く活躍する、ヒットメーカー・宮藤官九郎さんです。
ユーミンはパンクだと思います!宮藤さんは2月14日に公開される、宮崎あおいさん主演の映画「少年メリケンサック」の脚本・監督を担当している。
なんと、映画のエンディング・テーマにユーミンさんの名曲「守ってあげたい」(向井秀徳と銀杏BOYZの峯田和伸がカバー)が使われており、この異色対談が実現した。
宮藤さんは、パンクコントバンド「グループ魂」に所属するなど、ミュージシャンとしても活躍している。「少年メリケンサック」も中年パンクロックバンドが題材になっている。この日の宮藤さんは、カジュアルなファッションだったが、ベルトはさりげなく、「メリケンサック」を型どったバックルだった。
宮藤さんとユーミンさんの音楽は接点がなさそうだが、「『ユーミンの歌はパンクですよね』って言われたことがある」とユーミンさん。宮藤さんも「ユーミンはパンクだと思います!」と納得。ユーミンさんも音楽を始めたきっかけが、イギリスのロックとのことで、ロック談義で盛り上がった。
対談では、パンクロック好きな宮藤さんが「守ってあげたい」を映画音楽に選んだ裏話などが語られた。
テレビドラマや、舞台、映画と、次々にヒット作品を生み出す宮藤さんに「ちゃんと寝てますか?」と心配するユーミンさん。「作る数が多いだけですから」と、謙遜する宮藤さん。ユーミンさんは、宮藤さんが脚本を手がけた映画「GO」も大絶賛。「ほめてもらって、すごくうれしいです」と喜んでいた。
終始緊張気味だったが、写真撮影時、ユーミンさんの「私を森光子さんだと思ってリラックスして!」との言葉に、誰もが「そりゃ、よけい緊張するでしょ」と突っ込みを入れた。
なぜ、森光子さんなのかと思ったら「今日のファッションのテーマは、『アフリカの森光子!』」とのこと(言われてみればそんな気も)。ものすごく手の込んだヘアスタイルはヘアメークさんの力作。「すごいですねー」と関心していると「事前にブローしてきた私もえらいでしょ!」と、ユーミンさん。
カメラマンが脚立に登り「上から撮らせてください」との注文に、ユーミンさんは「だっちゅ〜の!」のポーズを取るなど、カチカチの宮藤さんを和ませていた。
対談が進むにつれ、やっと場の雰囲気にも慣れてきた宮藤さん。終了後には持参した手土産も渡し、すっかりユーミンさんとも打ち解けた様子だった。
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詳しくは2月7日(土)の夕刊紙面をお楽しみに!(※掲載日は地域によって異なります)※対談の完全版は後日 でご覧になれます。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/yumiyori/20090115yy01.htm