2008年02月06日(水) 21時08分
<岩国市市長選>米機部隊移転めぐり過熱 情勢は「横一線」(毎日新聞)
米空母艦載機部隊の移転の是非を最大の争点にした山口県岩国市の出直し市長選は10日の投開票まで残り3日。移転の条件付き容認を表明している新人の前自民党衆院議員、福田良彦氏(37)=無所属=と、移転反対の前市長、井原勝介氏(57)=同=の舌戦は過熱している。両陣営とも現在の情勢を「ほぼ横一線」とみており、終盤の追い込みに全力を尽くす。
「子供や高齢者向けのサービスがなくなっていく」
福田氏は市の財政難を強調し、井原氏の市政運営を痛烈に批判する。学校施設の耐震化など「生活が基本」の姿勢を前面に打ち出す一方、移転容認、反対両派の対立で「基地疲れ」が見え始めた住民に「対立よりも協調」を呼びかける。
対する井原氏は「財政破綻なんてウソ偽り。米軍再編から争点をそらし(移転反対を)あきらめさせようとしている」と反論。福田氏を「(国から)送り込まれ来た刺客のような人」と断じる。
【大山典男】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080206-00000123-mai-pol