中国製ギョーザによる中毒で、症状を訴えた千葉市稲毛区の女性(36)への市保健所の対応について、千葉市が2日に開いた記者会見で「警察に相談するよう伝えた」などと説明した内容は虚偽だった疑いのあることが4日、分かった。
市生活衛生課によると、女性は1月4日、調理したものの食べなかったり、吐き出したギョーザ計数個を市保健所に持参。「検査してほしい。薬品のにおいがする」などと依頼した。
保健所の対応について市は会見で「女性には『毒物のようなものが人為的に混入されたかもしれないので、必要なら警察に相談してほしい』と伝えた」と説明したが、女性は「そんなことは言われていない。何度も検査してほしいとお願いしたのに拒否された」と反論している。