最近のバレンタインは、「世話チョコ」という言葉も出てきたように、日本のお中元、お歳暮的な風習に変わっています。仕方なくあげるのではなく、「お世話になった」という感謝の気持ちを込めてさしあげるもの。男性から見れば違いが分からないかもしれませんが、義理より心がこもっているという意味あいではうれしいようにも思います。
またこの時期、限定のチョコレートが多く登場する為、自分自身で楽しむ「ごほうびチョコ」の傾向もでてきました。もちろん、本命告白のイベントとしても健在であり、最近では男性が女性に告白することもあるようです。どちらにしろ、バレンタインデーは、男女ともに気合いが入る日であることには間違いありません。
マロニエゲートのバレンタインは「My Honey Valentine」。レストランフロアでは、銀座で採れたハチミツ(Honey)を使用した「オリジナルのバレンタインメニュー」を展開中。(2日〜)
本店が1ツ星をとった「ミラビルインパクト」では、「アッサムの焼きたてホットケーキとクレームシャンティー スプーン1杯の“銀座ハチミツ”添え」を1皿とした、デザートコース2980円が登場。銀座ハチミツの繊細で綺麗な甘さをそこなわず、ハチミツ本来の味わいをシンプルに味わっていただけるデザートです。
ベトナム料理「ヴェトナム・アリス」では「アリスの焼きりんご」800円。リンゴの芯をくり抜き、はちみつやシナモンをリンゴの中心にたっぷり詰め込んでオーブンでじっくり焼き上げました。ナイフを入れると銀座で生まれたたっぷりのハチミツがあふれ出します。
シンガポール料理「ラッフルズテラス」では、「有頭海老のハニーレモンソース」2500円。頭付きの大海老をカラっと揚げ、蜂蜜と相性のいいレモン果汁を加えて、濃厚なハチミツの甘さにさっぱり感を出しました。
京料理「そう」では、赤ワインやシャンパンをベースにしたはちみつカクテル(1000円)を。それぞれこの時期にしか味わえない、甘〜い「Honeyメニュー」を大切な人と試してみてはいかがでしょうか?
世話チョコ、ごほうびチョコであれば、東急ハンズ。ちょっと面白く笑えるようなバラエティーチョコや簡単でかつ本格的なスイーツが作れる手作りキットが大集合しています。実は「バラエティーチョコ」は、「銀座に」約10年ぶりに復活しました!チョコレートの高級志向、本物志向の時代は、今でも続いていますが、差し上げるお相手の趣味やキャラに合わせて「バラエティーチョコ」をセレクトするのも、インパクト大だと思います。
手作りの最近の傾向は、チョコレートのカカオ配合やブランドのこだわりです。今回手作りコーナーでは、ヴァローナ社のカカオ35%〜100%配合のものまで揃え、本物志向の需要にこたえられるようになっています。これは、カカオのこだわりをもつ、有名ブランドのチョコレートが普及していることで、手作り用のチョコレートにもカカオ配合率が求められるようになりました。
ごほうびチョコのお勧めは、世界で初めてシングルビーンズ・チョコレートの製造に成功したBONNAT(ボナ)社のチョコレート。(1種類のカカオ豆だけを使うきわめて希少性の高いチョコレート)チョコレートのロマネコンティと賞されるほどの味わいだとか。東京では、銀座ハンズでしか購入できない種類もあり、試してみる価値がありそうです。
食べ物以外では、サボテンや観葉植物も大人気。デスクや窓際に置くのに最適なサイズで、1つあるだけで、癒されそうなアイテムです。バレンタイン仕様として、「パキラ」「カジュマル」「ポトスライム」などがとってもキュートなハート型の鉢などに植えられています。(ハート型2,100円・船型1,575円)
「世話」「本命」「ごほうび」とそれぞれに分けて考えるのも楽しい時期ですね。
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/life/antenna/20080204ok05.htm