YahooがMicrosoftからの446億ドルの一方的な買収提案に回答するのにどの程度の時間がかかるのだろうかという疑問を抱いている人に対して、Yahooはあまり期待しないようにと言っている。
Yahooはウェブサイトに掲載した簡単なFAQ で、「入念な検討プロセスを実行中である」と述べて、「かなりの時間がかかる」可能性があると注意をうながしている。
Yahooは、このプロセスには「Yahooを独立した会社として維持することを含め、あらゆる戦略的な選択肢を評価することが含まれるだろう」と述べている。
こうした選択肢には、他の企業からの買収提案を追求することも含まれるとYahooは述べている。「このプロセスはある程度の時間がかかるが、取締役会は最終的には株主の価値を最も有効に最大化できると信じる選択肢を追求することになるだろう」と述べている。
このFAQはYahooが買収提案に対して示したこれまでのところ最も実質的内容のあるコメントである。同社は米国時間2月1日の午前中に短い声明を発表したが、そこではMicrosoft提案を検討している段階であると述べるにとどめ、それ以上のコメントは一切控えていた。
言うまでもなく、Yahooの声明のどこまでが真実でどこからが虚勢なのかはわからない。The Wall Street Journalは、Yahooはその他の買収提案者を捜すかもしれないが、そのような企業はすぐには登場しないと報じている。Microsoftの豊富な資金と堅い決意のために他の企業はYahooの買収に動きにくいのかもしれないと指摘する向きもある。
一方、Silicon Alley InsiderのブロガーであるHenry Blodget氏は1日、Microsoftが買収提案を発表したときに、少なくともニューヨークに本社を置く1社のプライベートエクイティ会社がYahooに買収提案をする準備をしていたと言われていると書いている。さらにTechCrunchのブロガーであるMichael Arrignton氏は2日、かつて保有するソーシャルネットワーキングサイトMySpaceのYahooへの売却を検討していたことがあるNews Corp.が、投資家のグループを集めてMicrosoftの提案に対抗しようと試みているといううわさがあると記している。(CNET Japan)
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