大阪府知事に当選した弁護士でタレントの橋下徹氏(38)は2日、府の財政再建策の一環として、浪速の秋の風物詩「御堂筋パレード」を開催している財団法人「大阪21世紀協会」への負担金を打ち切る方針を明らかにした。
橋下氏は記者団に「御堂筋を歩行者天国にした方が大道芸人も集まりお金もかからない」と説明した。
御堂筋パレードは1983年から毎年10月に開催。2007年は約125万人(主催者発表)の観客でにぎわった。
府は07年度、協会に約2億2000万円を支出。打ち切りでパレード継続は困難な状況になる。
パレードをめぐっては太田房江知事も見直しを指示しており、橋下氏を支援した自民党府議団内にも批判的な声が高まっていた。