中国製ギョーザによる中毒に絡み、体調不良を訴えた埼玉県川越市の女性(44)が食べた「中華deごちそうひとくち餃子」のパッケージに、小さな穴が開いていたことが2日、川越市保健所の調べで分かった。
兵庫県高砂市で家族3人が被害に遭い、穴が開いていたことが確認されたギョーザと同じ商品だが、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は検出されなかった。
市保健所によると、穴は1つで袋の底近くに開いていた。
女性は1日午前11時ごろ「スーパーで買ったギョーザを1月29−30日に17歳の娘と自分が食べて下痢や腹痛を起こした」と連絡。症状は比較的軽かったとみられるが、保健所は自宅に残っていたギョーザをパッケージごと回収し、職員が2日朝、穴に気付いたという。