【北京2日共同】中国製ギョーザによる中毒問題で、中国政府の調査チームが2日、共同調査のため訪日する。関係筋によると、同日午後、北京を出発、夜に成田に到着する予定で、厚生労働省担当者らと原因究明に向けて情報交換する見通しだ。
調査チームは食品の安全性問題などを主管する国家品質監督検査検疫総局の李春風・輸出入食品安全局副局長をトップに商務省、国家認証認可監督管理委員会、検査検疫科学研究院、製造元の工場がある河北省の検疫当局者の計5人。
中国側のこれまでの調査では、製品のサンプルや包装袋などから中毒の原因となった有機リン系殺虫剤「メタミドホス」は検出されていない。調査チームは日本で検出された殺虫剤などの状況について詳しい説明を聞き、中国側の検査結果と突き合わせて原因究明に当たりたい考えだ。