中国製ギョーザ中毒で、兵庫県警は1日、同県高砂市の家族3人が被害に遭った中国製ギョーザのパッケージの裏に約3ミリの穴が開いていたことを明らかにした。また、ギョーザを並べるトレーにも1ミリの穴があった。一方、警察庁によると、千葉県で中毒が起きたギョーザの袋には、穴が見つかっていないという。
兵庫県警によると、同県高砂市の一家は昨年12月末、同県加古川市の「イトーヨーカ堂加古川店」でギョーザを購入。今月5日の夕食で自営業の男性(51)と妻(47)、二男(18)の3人が食べたところ、症状が現れた。
3人は高砂市内の病院に救急搬送され、10日から約3週間入院。いずれも現在は回復している。二男はこの日より以前に20個のうち5個を食べていたが、そのときは異常がなかったという。
病院から保健所を通じて通報を受けた県警が調べたところ、パッケージの内側からメタミドホスが検出された。