県保健衛生課によると、県内の保健所を通じて健康被害が確認されたのは、弘前市の2家族6人と八戸市の1人。
弘前市の6人が食べたのはいずれも「CO・OP手作り餃子(ギョーザ)」。1月16日に購入した商品を19日に食べた女性(45)が下痢や吐き気に襲われ、夫(56)も下痢をした。1月22日に購入した家族は、家族4人全員が食べた後に腹痛を訴えた。
八戸市では、「中華deごちそう ひとくち餃子」を1月下旬に食べた女性(68)に腹痛や下痢などの症状が出た。
一方、コープあおもりの調査によると、吐き気や下痢などの症状を訴えた人は、青森市と八戸市、平内町が5人ずつで、五所川原市4人、弘前市とむつ市、外ヶ浜町が各3人、大間町2人、三沢市1人の計31人。
このうち、むつ市の60歳代の自営業男性は、「CO・OP手作り餃子」を2日に食べ、下痢と吐き気の中毒症状が出て、病院で治療を受けて回復した。
こうした事態を踏まえ、県と青森市は31日、コープあおもりに被害人数と状況を報告するよう求めた。
一方、県教委は31日、ジェイティフーズが自主回収している23製品について、県内40市町村の学校給食での使用状況を調べたが、使用した市町村はなかったという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aomori/news/20080201-OYT8T00057.htm