「ジェイマルエー」(本社・秋田市)では1月1〜29日、秋田市内の5店舗で、問題となった冷凍ギョーザ「中華deごちそう ひとくち餃子」を約1000袋販売した。同社は、このギョーザに限らず、中国製食品の返品をすべて受け付けることを決めた。レシートがなくても、商品を店舗に持参すれば代金を返還するとしている。同社は「スーパーにも販売した責任がある。こういう結果になり、ご迷惑をおかけしました」と陳謝している。
「ジェイティフーズ」(JTF)が自主回収とした商品を8店舗で販売していたスーパーの「タカヤナギ」(本社・大仙市)は30日、JTFの全商品を撤去した。担当者は「抜けた穴は大きいが、消費者の安全には代えられない」と話す。
やはり自主回収となった商品を販売していた「マルダイ」(本社・秋田市)でも30日、JTF商品すべてを撤去した。担当者は「お客さまからの返品や返金、『問題の商品を食べたが大丈夫なのか』といった問い合わせが殺到している」と頭を抱えていた。
「マックスバリュ東北」(本社・秋田市)は、自主回収対象の冷凍食品4種類を撤去した。
自主回収商品を販売していた秋田市民生協土崎店を訪れた主婦成田文子さん(33)は「1か月ほど前に問題のギョーザを食べたが、何ともなかった。問題発覚まで1か月もかかったことには憤りを感じる」と話した。別の主婦(35)も「さらに中国産を信じられなくなった。安いから仕方ないのかもしれないが、輸入ばかりに頼るのはどうか」と疑問を投げかけた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20080131-OYT8T00773.htm