中国製冷凍ギョーザ問題で、県立総合技術研究所保健環境センター(広島市南区)は31日、ジェイティフーズが自主回収した商品について、有機リン系農薬「メタミドホス」の有無を調べる検査を開始した。検査結果は、2〜3日後に出るとしている。
尾三、東広島の両地域保健所から、兵庫県高砂市で被害の出た「ひとくち餃子」など、6種類9検体が届けられた。検査では、検体をミキサーにかけてペースト状にした後、メタミドホスなどの農薬を抽出するための溶媒をかける。
溶媒で得られた液体を、さらに濾過(ろか)した後、質量によって農薬の種類を分析する「高速液体クロマトグラフタンデム質量分析装置」にかけるという。この日は、予備検査が行われ、研究員が国内産のギョーザにメタミドホスを混ぜてミキサーにかけるなどし、今回の検査手法を確認した。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/news/20080131-OYT8T00654.htm