2008年02月01日(金) 21時06分
<再生紙偽装>製紙業界の「言い訳」に訂正要請 怒る環境相(毎日新聞)
再生紙偽装問題で「古紙を使うと環境負荷が高まる」という製紙業界の説明について、鴨下一郎環境相は1日の閣議後会見で、環境省として訂正を求める考えを表明した。リサイクル問題に関する超党派の議員懇談会も31日、同様の訂正を要請している。
鴨下環境相は「古紙リサイクルを根底から否定する。資源を大事にする意味で、誤ったメッセージだ。メーカーとしてもう一度考えてほしい。環境省としても、バージンパルプの方が環境負荷が少ないというのは本当か、その場合はどういう条件か、などの考え方をできるだけ早く明確にしたい」と述べた。
また、製紙大手5社が31日に環境保全活動に計10億円の費用負担を発表したことについては、「なんらかの努力をしようとの姿勢は見えるが、はなはだ不十分。(使途の)考え方は具体的でなく、疑惑の全容もまだはっきりしていない。国民を納得させることをしなければならない」と批判した。【山田大輔】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080201-00000141-mai-pol