中国製ギョーザの中毒を受け、大丸、近鉄百貨店など関西の大手百貨店で1日までに、中国産の野菜、果物や冷凍食品を店頭から撤去する動きが広まっている。中国産の食品に対する顧客の不安が高まっているため。
大丸は1月31日、全国の直営12店舗での販売中止を決定。山科店(京都市)など一部の店舗では、営業時間中に対象となる食品を回収した。
近鉄百貨店は1日、9カ所の直営店で中国の冷凍食品などの販売を中止。同日午前の営業開始時間までに撤去を終えたという。「お客さまの不安を解消するため、撤去せざるを得なかった」(広報担当者)としている。