【石家荘(中国河北省)1日共同】中国製ギョーザによる中毒で、中国での買い付けを担当する双日食料の小林久男品質保証室長ら2人が1日、問題のギョーザを製造した中国・石家荘市の「天洋食品」の現地調査に訪れた。天洋食品内では現在、同社と中国当局が製品の製造記録の調査を進めており、室長は「中国当局の全面的な協力で調査は順調に進んでいると聞いている」と語った。
現時点で殺虫剤混入の原因につながる情報は得ていないという。
室長らは昨夜、石家荘市に到着、1日朝、同社に入る前に正門前で記者団の取材に応じた。室長は責任者から事情を聴き、調査活動計画づくりを進める考え。室長は「まずは(製造現場の)現状確認をし、消費者の皆さんに安心したものをお届けできるよう原因究明に努めたい」と強調した。