中国製ギョーザによる中毒で1月30日の問題発覚以来、輸入販売元で日本たばこ産業(JT)の子会社「ジェイティフーズ」(東京)には消費者からの問い合わせや苦情の電話が殺到している。一晩で約700件、31日深夜には計2000件に達する勢い。同社は電話回線や応対する社員を増やしたが、つながりにくい状態が続いた。
中国・河北省の「天洋食品」から輸入し、自主回収の対象になった商品は計約4万8000ケース。
JTの広報担当者は「一刻も早く商品を回収しなければならない。現場の社員は疲れているが、精神力で乗り切っている。まだ始まったばかりで、回収や現場対応のピークはこれから」と話している。
JTによると、ジェイティフーズ「お客様相談室」では、30日午後5時から31日午前9時までに約700件の電話がかかった。