参院予算委員会は31日午後、福田首相と全閣僚が出席して、2007年度補正予算案に関する基本的質疑を続行した。首相は中国製ギョーザによる中毒について「(昨年末に)中国の温家宝首相に残留農薬の検査技術に関する研修を(中国人向けに)実施したいと表明した。今回の問題も、そういう枠組みでも話し合いが進められる」と述べ、再発防止に向けて中国側と緊密に連携する考えを示した。
首相は、ガソリン税(揮発油税など)の暫定税率維持を含む租税特別措置法案の取り扱いについて「ぜひ年度内に成立できるよう、尽力をお願いしたい。(暫定税率が維持されない事態になれば)地方の財政、経済活性化を阻害する」と述べた。
(中日新聞)